スティーブ・ジョブズについて考える。点と線について
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もう一つの川路学習教室のホームページで、スティーブ・ジョブズの点と線について書いた。これは今までのように文章の引用ではなく、自分がいままでに読んだ本をもとにして、わたしが書いたものだ。自分の記憶のみを手がかりにしているため、記憶が薄くなったり、間違いも多々あるかもしれない。間違っているところは、ご容赦願いたい。それでは、スティーブ・ジョブズはこう言っています。
将来を見据えて、点と点を結び、線にすることはできない。ただ過去を振り返ったとき、点と点がつながり、線になっていることが、わかるだけだ、と。これはスティーブ・ジョブズの経験から来ている。
スティーブ・ジョブズは養子として、養父母に育てられて、大学にも行かせてもらった。しかしアメリカの大学は授業料が高い。年間授業料は1,000万円ちかくする。ジョブズは両親が一生かけて、コツコツ貯めた金を使わせるのにしのびんと思って、大学を中退する。それだけが理由ではなく、友達とアップルという会社を立ち上げるという事情があったのかもしれない。しかし、ジョブズは、聴講生として、大学に残り、書体・文字の授業を受ける。そのことが、後年役にたつ。アップルという会社を立ち上げて、コンピューターを作ったとき、それこそ色んな書体・文字をコンピューターに取り入れることができた。もしジョブズか書体・文字の授業をとっていなかったら、そんなに色んな書体・文字をコンピューターに取り入れることはできなかったろう。そうしたら、コンピューターは何年も遅れていたかもしれない。これがジョブズの経験の点と点が、線につながった瞬間だった。だからジョブズは言っている、将来、点と点がつながり、線となることを信じなければならない、と。
また、ジョブズはペプシコーラに勤めていた友人をアップルに引き抜くとき、ずっと、砂糖水を売っているのか、それとも、世界を変えるのかと言って、アップルに友人を迎え入れる。
また、ジョブズは意見の対立で、自分の作った会社であるアップルを追い出される。その後、別の会社を作り、確かアニメのトイストーリーズが大ヒットし、大儲けする。その後、アップルが傾いたとき、ジョブズは再び呼び戻される。そのとき、ジョブズは年収1ドルか2ドルで、経営再建に乗り出す。そして、再びCEOとなり会社を立て直して行く。
また、ジョブズはスタンフォード大学の卒業式で、こうも言っています。
STAY hungry.STAY foolish.と。ハングリーのままでいろ、愚かなままでいろ、という意味になるだろうか。この言葉は旅をするバックパッカーの若者たちが立ち寄る家に書いてあった言葉だという。人は大人になったり、成功すると、かつて自分がハングリーだったことや、愚かだったことを忘れてしまう。かつて、ハングリーだった自分、愚かだった自分を忘れるなということだろうか。または、ハングリーと愚かさで、ことにあたって行けということだろうか。初心を忘れるなとも取れる。ジョブズ自身は、最後まで、自分の原点を忘れなかった、とわたしは思っている。